世界の涯の物語
ロード・ダンセイニ

ロード・ダンセイニ著 中野善夫 他訳 シドニー・H・シーム挿画
河出書房新社 2004年 第2刷発行 文庫 373ページ
状態:表紙カバー背に少ヨレ有。天小口地に少ヤケ、薄いシミ有。

♦現代ファンタジーの源流であり、いまなお魔法のきらめきを失わない特別の作家ダンセイニ(1878-1957)の初期幻想短編集二冊(「驚異の書」「驚異の物語」)を完全収録。神話的な物語に、ユーモアに満ちたほら話が織りまぜられた珠玉の三十三篇。(表紙より)

[目次]
I 驚異の書
序文
ケンタウロスの花嫁
宝石屋サンゴブリンド、並びに彼を見舞った凶運にまつわる悲惨な物語
スフィンクスの館
三人の文士に降りかかった有り得べき冒険
偶像崇拝者ポンボの身の程知らずな願い
ボンバシャーナの戦利品
ミス・カビッジと伝説(ロマンス)の国のドラゴン
女王の涙をもとめて
ギベリン族の宝蔵
ナス氏とノール族の知恵比べ
彼はいかにして予言の告げたごとく〈絶無の都〉へいったのか
トーマス・シャップ氏の戴冠式
チュー・ブとシーミッシュ
驚異の窓
エピローグ

II 驚異の物語
序文
ロンドンの話
食卓の十三人
マリントン・ムーアの都
なぜ牛乳屋(ミルクマン)は夜明けに気づいたときに戦慄(おのの)き震えたのか
黒衣の邪(よこしま)な老婆
強情な目をした鳥
老門番の話
ロマの掠奪
海の秘密
アリが煤色の地(ブラック・カントリー)を訪れた顛末
不幸交換商会
陸と海の物語
赤道の話
九死に一生
望楼
こうしてプラッシュ・グーは〈誰も行こうとしない国〉にやってきた
チェスの達人になった三人の水夫の話
流浪者クラブ
三つの悪魔のジョーク


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