ソログープ著　中山省三郎・昇曙夢訳
岩波文庫　2013年　初版　253ページ
状態：天地に少傷有。

♦ロシアのデカダン・象徴派の代表的作家、フョードル・ソログープ（1863-1927）。深い厭世主義から生まれた妖しくも美しい作品集。

「私は野卑にして賤劣なる人生の断片を取って、それでもって蜜のような甘い伝説を作る。なぜなら私は詩人だから。わたしはでぶでぶと肥え太った赭ら顔の賤女のような人生を好まないから」 — ソログープ

[目次]
かくれんぼ
白い母
光と影
子羊
白い犬
毒の園
悲劇 - 死の勝利