バルザック著 鹿島茂 編訳
新評論 1987年 初版 帯付 ハードカバー 単行本 21.5×15.8cm 221ページ
状態:表紙カバー背に強いヤケ、全体にシミ、ふちに傷み有。天小口地にシミ、見返しに値札跡有。
♦本書が書かれた19世紀中頃は、フランス官僚機構が揺るぎないものとして確立をみたときであった。時代の幻視者バルザックはこの近代官僚制度と俸給生活者(サラリーマン)の原初形態を看破する。(帯より)
[目次]
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第一章 定義 ●役人とは何か?どの位階で始まり、どこで終わるのか。
第2章 役人の有用性の証明 ●役人はいったい何の役に立っているのか。
第3章 役人の哲学的・超越的歴史 ●今日、最悪の状態にあるのは国家である。
第4章 区別 ●われわれはパリの役人と地方の役人とをはっきりと区別する。
第5章 役所 ●役人にとっての≪自然≫とは≪事務室≫のことである。
第6章 いくつかの幻想的な存在について 司書/建築家/海外視察員/現金出納係/大臣秘書官 ●こうした人たちは、閑職、つまり≪気楽な稼業≫の最後の占有者である。
第7章 試補 ●試補が信仰しているのは官僚機構である
第8章 招喚 ●この者たちこそ国家という一隻の小舟の船員たちにほかならない。
第9章 書記のさまざまな変種 洒落者役人/能なし役人/収集家/文人役人/かけもち屋/高利貸し/ゴマすり屋/商人/猛勉家/貧乏役人 ●書記には二つの存在様式しかない。すなわち、独身か妻帯者のいずれかである。
第10章 要約 ●役人は二重の生活を強いられる。
第11章 課長 ●課長は疲労した顔の上に、自足にはほど遠い表情を浮かべている。
第12章 局長 ●局長は、知られざる偉人か、あるいは有名な能なしか、このどちらかである。
第13章 給仕 ●給仕の楽しみはただひとつ、役人たちを観察することである。
第14章 退職者 ●「これから何をすればいいんだ?」
「役人の生理学」の教訓 ●国家は役人から俸給を盗むが、役人は国家のものである時間を盗む。
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1バルザック『役人』— 概要と抜粋
2フローベール『博物学の一講義・書記属』
3モーパッサン『役人』