ヘンリー・ジェイムズ論考
芦原和子

芦原和子著
北星堂書店 1985年 初版 函付 ソフトカバー 単行本 18.7×13.3cm 353ページ
状態:ページ内数ヵ所線引き有。函にヤケシミ、ふちに傷み有。地に小傷、少シミ有。見返しに値札跡有。

[目次]
第一章 ジェイムズ文学の一般的特性
一 悲劇性について
二 喜劇性について
三 論理性について
四 自由と必然

第二章 個々の作品について
一 『使者たち』における行動と受動
二 『使者たち』における地理
三 『鳩の翼』
四 『黄金の盃』の象徴性
五 シャーロットのために
六 『アメリカ人』と『ヨーロッパの人びと』
七 『ねじの回転』—視点を中心に

第三章 文体について
一 意識と表現—『黄金の盃』を中心に
二 後期の文体の意義—句読点、ダッシュ、イタリック体をめぐって
三 ジェイムズの文体の特徴—その難解性をめぐって


第四章 比較研究
一 G・エリオットとH・ジェイムズの一つの比較—グエンドレンとイザベル
二 ホーソーンとジェイムズ—ロマンスからノベルへ
販売価格 800円