ヴィクトリア朝の緋色の研究
R・D・オールティック

R・D・オールティック著 村田靖子訳
国書刊行会 クラテール叢書11 1993年 第2刷発行 19.8×13.7cm 465ページ
状態:表紙カバーに薄い汚れ有。小口に小さな傷有。

♦ヴィクトリア朝の英国ほど、人々が殺人事件に熱中した時代はなかった。19世紀英国で起きた著名な殺人事件をとりあげ、それらに大衆が示した異常な興奮ぶりを追い、謹厳実直で知られるヴィクトリア朝のもうひとつの顔をあきらかにした社会誌研究の異色作。(表紙より)

[目次]
第一章 大衆向け殺人のっはしり
第二章「大評判の殺人が起きた」
第三章 血まみれ文学
第四章 流血演劇とその他の娯楽
第五章 殺人と文学者
第六章 スタンフィールド館の悲劇
第七章 「医者を信用するなかれ」
第八章 ヘンリー・ジェイムズ好みの完璧な事件
第九章 世にも恐ろしい犯行
第十章 サッカレーが預言した殺人
第十一章 ロンドン橋をひとまたぎ
第十二章 召使には御用心
第十三章 チャーリーの離れ業
第十四章 ビムリコの寝室
第十五章砒素とアラバマから来た女
第十六章 ペンと毒薬
第十七章 ジョージアのアメリカン・バーでの殺し
第十八章 ヌードの自転車乗りを訓練した男
第十九章 殺人とヴィクトリア朝精神
販売価格 2,200円