ハンス・H・ヤーン著 沼崎雅行訳
現代思潮社 1969年 初版 ハードカバー 単行本 13.5×19.4cm 319ページ
状態:表紙カバーに経年傷み、ふちに1cmほど破れ、そでにヤケ有。天に細かなシミ多数有、三方強いヤケ有。表紙ふちに縛り跡有。見返しにシミ有。
♦ドイツ出身の作家・オルガン制作者ハンス・H・ヤーン(1894-1959)の長篇小説。亡命のため1933ー45年の間デンマークのボルンヘルム等へ逃れ、農場経営のかたわら書かれた大作「岸辺なき流れ」三部作のうちの第一部。行き先不明の船、船主の奇怪な行動、船内の謎の構造、若い娘の失踪…。理性で解明できない人間の謎を主題にしたカフカ的世界。